採用ノウハウ記事

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人事担当必見!採用サイト社員インタビューのメリットと参考事例5つ

採用サイトに自社情報を登録する際、自社で働いている社員に入社の理由や仕事のやりがいを聞いたインタビュー記事を掲載すると、求職者に自社の魅力をアピールすることが可能です。

この記事では、社員インタビューを掲載することで得られるメリットを踏まえて、どのような質問をすればいいのか、詳しく紹介します。

目次[非表示]

  1. 採用サイトに社員インタビューを掲載するメリット3つ
  2. インタビューを実施する前にやることと採用サイトに掲載するべき質問事項
  3. 参考になる採用サイト社員インタビューの事例5つ
  4. まとめ






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採用サイトに社員インタビューを掲載するメリット3つ

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採用サイトに社員インタビューを掲載すると、どのようなメリットが得られるのでしょうか。

社員インタビューから求職者にどのような情報を与えられるかについて触れながら、採用サイトに社員インタビューを掲載するメリットについてみていきましょう。


社内の雰囲気を見ることで働く自分がイメージしやすくなる

社員インタビューで、1日の過ごし方や業務の内容、キャリアパスを伝えることで、求職者は自分の入社後の働き方をイメージしやすくなります。

実際に働く社員が顔を出して、具体的なエピソードを交えて会社を紹介する社員インタビューを掲載することで、職場の雰囲気や社風の情報に説得力を持たせられるのです。

登場する社員が求職者自身と近い年齢だったり、希望する職種だったりすると、より共感してもらいやすくなり、求職者の不安が払拭されて応募にもつながりやすくなります。


求める人物像を伝えることで採用のミスマッチを防げる

会社の魅力をリアルに伝えられれば、求職者が入社後の姿をイメージしやすくなります。

特に人間関係については、多くの求職者が知りたいところであるため、実際に所属している社員の生の声が聞ける社員インタビューは、求職者にとって会社内の人間関係や雰囲気をうかがい知る手段となるのです。

例えば「みんな仲が良く、チームワークが自慢の会社です」と求人広告に書かれていても、いまいちイメージしづらいかもしれませんが、実際の社員が登場することで「自分はこんな人たちと働くのか」とイメージがしやすくなります。

応募前に会社で働く姿を社員インタビューを通してイメージしてもらうことで、ミスマッチによる内定辞退や早期退職の防止にもつながるでしょう。


社員同士が活性化され、社内全体のモチベーションが上がる

求職者だけでなく、既存の社員にとっても社員インタビューを行うメリットがあります。

インタビューに選ばれた社員は、会社の代表として選ばれたことに誇りを感じられるうえ、仕事のやりがいや今後の目標を改めて言葉にすることで、仕事に対して気持ちを新たにできるのです。

また他の社員にとっては、日ごろ関わることがない部署の社員がどのような仕事をしているか知るきっかけにとなるため、仲間がどのような思いで仕事に取り組んでいるかを知ることで、社員同士の活性化につながり、会社全体のモチベーションが上がるでしょう。

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インタビューを実施する前にやることと採用サイトに掲載するべき質問事項

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ここからは求職者や自社が得られるメリットを踏まえながら、社員インタビューを行う際にどのような質問内容にすればいいのかを紹介します。


インタビューを実施する前にやること

実際のインタビューに移る前に、 インタビューの目的や読者がどのような情報が欲しいかといったインタビューの方向性を明確にしておくことで、インタビュー記事の大筋と質問内容をスムーズに決めることができます。

インタビュー前にやるべきは「目的やターゲットを決める」「読者が知りたい情報を考える」「インタビューする人を決める」の3つです。

目的やターゲットを決める

社員インタビューの大切なポイントの1つが「企業が伝えたいこと」ではなく「求職者が知りたいこと」を載せることです。

求職者がどのような観点から「自分とその会社がマッチしているか」を判断しているのかを考えて、コンテンツを作ります。

社員インタビューは「求職者が知りたいこと」を伝えるための重要なコンテンツなのです。

そのため、まずはじめに「どのような目的で行うか」「どのような読者をターゲットにするか」を前もって決めておくことが重要です。

あらかじめ目的を決めておくことで、目的に沿って質問内容を決められるため、インタビュー記事の制作がスムーズに進められます。

ターゲットとする読者も決めておけば、どのような社員にインタビューすればいいのかを決めることに役立ちます。

例えば新卒入社の求職者に向けたコンテンツでは、同じように新卒で入社した社員にインタビューするといいでしょう。

読者が知りたい情報を考える

インタビューの目的やターゲットとする読者を決めたら、読者が知りたい自社の情報とは何かを考えます。

求職者が応募したいと思えるように、入社後を想像しやすい記事にしなくてはいけません。

例えば、新卒・第二新卒など20代の採用がメインの場合「長時間の残業がないか」「休暇を取得しやすいか」など、ワークライフバランスに関する情報は掲載したほうが良い内容です。

一方、ある程度のスキルを持っている中途採用者の場合、ライフワークバランスに関する質問に加えて「どのようなスキルを活かせるのか」「自分と同じ年齢で中途入社した人がどのようなキャリアパスを歩んでいるか」といった内容が好まれるでしょう。

インタビューをする相手とインタビューの読み手の両方のニーズを踏まえて、どのような情報が知りたいかを絞り込むことがポイントです。

インタビューする人を決める

目的の設定と読み手のイメージができたら、インタビュー対象の社員を決めていきましょう。

企画の内容によっては、インタビュー対象者はひとりではなく、対談形式として2人、座談会形式として3人以上とすることもあります。

企画の目的、求職者のイメージに合う内容を話してくれる適任者を探しましょう。

ポイントになるのは「ターゲットに近い立場の人を選ぶ」ことです。

新卒や第二新卒をターゲットにしているなら新卒入社2〜3年目の若手社員、中途のマネジメント層を募集しているのであれば中途の社員や社歴の長いマネジメント層などが、インタビュー対象として適切といえます。

求職者の多くは現場で働くメンバーとなるため、同じように「現場で働く社員の生の声を知りたい」といった需要があるはずです。

読者の需要に合わせて、現場で働くメンバーを中心に掲載してみるのも良いでしょう。


採用サイトに掲載するインタビューの質問内容

プロフィールと現在の業務

求職者にとっては、インタビューを受けている社員と自分の経歴と照らし合わせて応募の判断材料のひとつにするため、インタビューされる社員の基本情報は必要です。

入社年や所属部署、入社するまでの経歴を質問内容に入れておくとよいでしょう。

地方でテレワークが可能である、フレックスタイム制度があるなど、働き方の多様性をアピールしたいのであれば、問題ない範囲で居住地の質問をしておくことで、記事の要素として取り入れられる場合もあります。

入社を決めた理由

「入社前に自社のどのようなところに共感して入社したのか」という志望理由を明確にするために、「入社を決めた理由」は聞いておくべき質問のひとつです。

入社を決めた理由に対する回答例が、読者である求職者がぼんやりと考えていた志望動機を少しずつ明確にして、求職者が応募へ踏み切る後押しとなることもあります。

「なぜ今の業種、職種を選んだのか」も合わせて聞くことで、似たようなキャリアプランを持った求職者からの共感を得やすくなるでしょう。

ほかに希望した職種や会社があれば、可能な範囲で話してもらえると理想的です。

働く環境について

職場の環境や組織文化、どのような社風なのかなどの会社の雰囲気について聞いてみましょう。

ボトムアップなのか成果主義なのかなど、働く環境について具体的なエピソードも併せて聞けると理想的です。

実際に働いている社員から語られる働く環境についてのコメントは説得力があり、求職者が入社後に働くイメージを固めやすくなるとともに、入社後のミスマッチを軽減する効果が期待できます。

その人自身の言葉で率直に語ってもらうことが、求職者の共感を得る大切なポイントです。

失敗談や、やりがいを感じたエピソード

仕事でやりがいを感じる点や、成長を実感した瞬間などの質問は、社員のイキイキとした表情が伝わりやすい質問です。

実際のエピソードを交えると、社員のストーリーが求職者の印象に残りやすくなります。

仕事で苦労したことや、失敗を乗り越えた体験談など、成功体験だけでなく失敗談もあると、求職者に社員を身近に感じてもらいやすいのです。

「入社後に一番苦労したことはどのようなことか、 どのようにして乗り越えたのか」といった質問は、成功体験ばかりの社員インタビューよりも求職者からの共感を得やすいでしょう。

入社前と入社後のギャップ

入社前と入社後のギャップに関する質問は、求職者が入社後に働くイメージを固める材料となる質問のひとつです。

ギャップとは、入社前に抱いていたイメージと入社後実際に働いた際との差異のことで、「思っていたよりもステップアップに希望が持てて期待以上の職場だった」という前向きなギャップもあれば「入社前に持っていた職場のイメージとは違い、自分にあまり合っているとは感じられない職場だった」という後ろ向きなギャップの場合もあります。

入社前と入社後のギャップが大きいと求職者とのミスマッチが起こる原因となるため、自社とのミスマッチを防ぐためにも、入社前と入社後のギャップについて質問を盛り込みましょう。

1日の仕事のスケジュール

「1日の仕事の流れを教えてください」「日頃どのような仕事をしているのですか?」といった1日の仕事のスケジュールについての質問は、求職者が担当する業務内容を想像しやすくなる材料となります。

社員インタビューで質問する際に、インタビューする社員の業務が「会社全体にとってどのような役割を持っている仕事なのか」を、担当業務の大まかな部分から話してもらうと、自社についてよく分かっていない状態の求職者が理解しやすい回答になるでしょう。

仕事の魅力とキャリアパス

「キャリアパス」とは、その企業で特定の役職に就くまで、どのような過程を経て昇給・昇進するのかを示した道標のようなもので、会社での「出世のモデルケース」です。

従業員にとってキャリアパスが魅力的なものであれば、他の会社へ転職する必要がなくなり、自身の夢や目標に向かって企業に貢献する姿勢が生まれ「この会社で頑張ろう」といった感情を高められるうえ、優秀な人材の流出も防ぐことができます。

ある程度昇進した社員を呼んで、今のポジションにどういった経緯で就いたのかを質問することで、自社のキャリアパスがどのような形なのかを求職者に伝えることが可能です。

キャリアパスと一緒に、「仕事の魅力がどこにあるか」も質問しましょう。

出世の話だけでなく「今の仕事のやりがいはどこか」「仕事のどこに達成感を感じるのか」といった仕事の魅力についての質問は、求職者からの興味を引き、応募につなげやすくなります。

趣味やプライベートの過ごし方

会社の情報だけでなく、休日の過ごし方といったプライベートに関する情報もあると、求職者が親近感を抱きやすくなります。

仕事内容だけではなくワークライフバランスを重視している求職者もいるため、求職者がなかなか会社には聞きにくい「プライベートの時間がどれぐらい取れるのか」についてうかがい知る材料となるでしょう。

また社員のプライベートを知ることで、「休みがきちんと取れるのか」、「仕事とプライベートと両立できるか」などの参考にもなります。

今後のビジョンと求職者へのメッセージ

今後のキャリアアップや個人的な目標などの将来的な質問をすることで、求職者は将来像をイメージしやすくなります。

「管理職になる」「新しいプロジェクトを立ち上げる」など仕事に直結したものばかりでなく、「仕事と子育てを両立させたい」といったプライベートでの目標でも構いません。

さまざまな目標を持つ社員がいる方が、求職者へ自社に多様性があることを伝えられるでしょう。

「チャレンジしてみたいことは何か」「今考えているキャリアプランはあるか」といった質問をしてみるのもおすすめです。

入社してもらうからには、明るい将来像を描いて、長く会社で活躍してもらい、、読者である求職者に自社での未来を想像してもらうために効果的な項目になります。

最後に求職者へのエールや「こんな人と働きたい」というメッセージを添えましょう。

「あなたと一緒に働きたい」という想いを伝えることで、採用に対する自社の熱意が伝わり、求職者の応募への後押しとなります。

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参考になる採用サイト社員インタビューの事例5つ

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社員インタビューを掲載する上で、参考となる採用サイトの事例を5つ紹介します。

楽天グループ株式会社

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楽天グループ株式会社は通信や金融など幅広い事業を担うグループ会社で、日本最大級の通販サイト「楽天市場」を運営する企業です。

営業職とエンジニア職が分かれているため、自分の就きたい職種のインタビューを見ることができ、文章と一緒にインタビューの様子を動画で伝えているため、会社の雰囲気が伝わりやすい内容となっています。

D.A.C 株式会社

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D.A.C 株式会社はインターネット広告事業を主に担い、日本だけではなく中国や韓国などアジア圏を中心に事業を拡張させている企業です。

新入社員へのインタビューと1日の流れが別ページで分かれており、大きく掘り下げたインタビュー内容と、インタビューの合間に挟む社員の写真から、実際に働いている様子がよくわかるページとなっています。

オムロン株式会社

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オムロン株式会社は電子部品や計測装置など、各種電気機器に関する製造事業を担う企業です。

職種や部門ごとにインタビューの様子を撮影した動画と併せて、内定者同士の交流イベントの様子も掲載されており、オムロンのどこに惹かれたのかや応募の決め手になったのはどこかなど、実際に働く社員とは別の切り口で会社の魅力について知ることができます。

株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント

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株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメントはソニーグループの音楽事業統括会社で、「フジファブリック」や「奥田民生」などの有名アーティストが所属している企業です。

「アニメ」「音楽」「グッズ」など事業ごとに2人ずつのインタビューが掲載され、社員はニックネームで呼ばれている点や、音楽フェスを連想させるイラストが散りばめられてる点など、全体的にポップで親しみやすい印象を受けるページに仕上がっています。

伊藤忠食糧株式会社

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伊藤忠食糧株式会社は伊藤忠商事の関連会社で、主に穀物や砂糖などの輸入と加工を担う企業です。

「育児と仕事の両立」をテーマに、子どもを持つ3人の社員が対談形式でインタビューを進めていく内容となっており、育児と仕事のバランスや出産後も働こうと思ったきっかけなど、主に女性に寄り添った内容となっています。



まとめ

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採用サイトに掲載する社員インタビューは、さまざまな角度から自社の魅力を伝える機会となります。

採用サイトに掲載されたインタビュー記事の強みは、採用や広報PRだけでは語れない「現場の声」をリアルに伝えることにあり、自社の社員がどのような考えや感想を抱いているのかを求職者に伝えることにこそ、大きなメリットと意味があるといえるでしょう。

この記事を参考に、社員インタビューの掲載を検討してはいかがでしょうか。

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