美容師を採用するおすすめの方法6選と効果的に採用する3つのポイント
美容師がなかなか採用できず、困っている方もいるでしょう。
この記事では美容師が不足している原因や、おすすめの採用方法を紹介します。
効果的に採用するためのポイントも記載しているため、美容師の採用に悩んでいる方は参考にしてください。
美容師が不足している3つの原因
美容師の採用が難しい理由のひとつに、「美容師が不足している」という状況があります。
なぜ美容師が不足しているのか、その原因をみていきましょう。
美容師が不足している原因
ハードな労働環境になりやすい
美容師は朝から夜遅くまでの就業時間であることがほとんどで、さらに営業時間後に講習や練習をすることがあるため、拘束時間が長い仕事です。
加えて、1日中立ちっぱなしの仕事であるだけでなく、常に前傾姿勢で作業を行うため、腰へ負担がかかることが多く、腰痛に悩んでいる美容師もいます。
「経営者の悩みはこれで解決!中途採用の美容師が集まるお店にするコツ」によると、このようなハードな労働環境が、理美容師になった人のうち、27歳になるまでに7割が辞めるともいわれる離職率の高さ要因のひとつといえます。
待遇・給与に不満を感じる美容師が多い
厚生労働省「令和元年賃金構造基本統計調査 結果の概況」によると、一般労働者の平均年収は307万円ですが、美容師が含まれる生活関連サービス業の平均年収は259万円となっています。
美容師の給与は、全体平均より低い傾向にあるのです。
美容院の店舗は、大手企業が運営するものから個人の運営のものまでさまざまです。
美容院によっては福利厚生が整備されていない店舗もあるため、待遇に不満を感じる美容師も少なくありません。
求められるスキルが高い
美容師になるためには、「美容師国家資格免許」という国家資格が必要です。
しかも、資格を取得したらすぐに仕事ができるわけではなく、店頭に立ち、お客さんの髪をカットできるようになるまで、長い下積みを積む必要があります。
さらに、「日々新しいヘアスタイルや最新の美容情報を収集する必要もある」など、美容師に求められるスキルが多いことに限界を感じるために、離職してしまう場合もあるのです。
美容師の人手不足を解決する方法
美容師の人手不足を解消するには、以下の6つの方法があげられます。
・美容師専門求人を利用する
・総合求人を利用する
・無料求人媒体を利用する
・人材紹介を利用する
・リファラル採用を行う
・その他の媒体で求人を出す
それぞれについて、次の見出しで詳しくみていきましょう。
おすすめの美容師の採用方法6選
ここからは、おすすめの美容師の採用方法を6つ紹介します。
美容師専門求人を利用する
リジョブ
リジョブは、「登録会員数約35万人」「掲載店舗数約2.9万件」「月間400万PV」を誇る、美容業界の求人サイトとして業界最大級のサイトになります。
リジョブの掲載プランは、「アドバンスプラン」「バリュープラン」「ベーシックプラン」の3つで、返金保証の内容やオプション期間、掲載ボリューム、スカウト枠の通数によってプランが分かれています。
リクエストQJ
リクエストQJは、リジョブと並び美容師向けの求人サイトとして業界最大級の規模です。
毎月15万人以上の美容師ユーザーに利用されており、応募者の7割以上は20代から30代前半であるため、未来ある若手の採用に優れているといえます。
リジョブとは異なり、求人サイト以外にも「人材紹介」や「派遣」など、その他の求人サービスを提供していることが特徴です。
リクエストQJの掲載プランは、基本料金が「プレミアム2」「プレミアム」「デラックス」「ワイド」「ベーシック」の5つに分類されます。
ホットペッパービューティー
集客サイトとして有名なサイトですが、求人サービスも行っています。
集客向けに広告掲載をしているサロンを対象に、予約・顧客管理システムであるサロンボードで求人掲載が可能です。
ホットペッパービューティーの掲載プランと料金は2プランのみとシンプルで、掲載期間の長さによって料金は異なります。
美プロ
美プロは、「求人掲載数約1600件の女性のための美容求人・転職サイト」として2007年から開始された老舗の求人サービスです。
美プロの料金プランはサイト掲載のみとなっており、掲載する店舗数と掲載期間によって掲載料金が変化する仕様になっています。
総合求人を利用する
マイナビ転職
マイナビ転職は日本最大級の転職サイトで、会員数は600万人を超えています。
20代・30代を中心に幅広い層の転職希望者が利用しており、常時7000社ほどの求人が掲載されているのが大きな特徴です。
はたらいく
はたらいくは美容業界の求人を多数掲載しており、「地元で働きたい」「自分の価値観とマッチする企業、人と働きたい」という求職者のニーズに応えられる新しいタイプの転職・求人情報サイトです。
会員の年齢層は20代~30代前半が6割を占め、雇用形態は半数が正社員となっています。
はたらいくは掲載料金に応じて、「シンプル」「ライト」「ベーシック」「ベーシックフリー」の4つのプランがあります。
無料求人媒体を利用する
ハローワーク
ハローワークは無料で利用でき、国から雇用にかかるお金を助成金として支給してもらうことが可能となります。
全国に544カ所設置されており、職員数は10,000人以上、相談員は15,000人を超え、平成28年度の年間新規利用者は約519万人です。
利用の際は、「ハローワークに出向いて手続きする方法」と「パソコンから申し込む方法」の2種類から選ぶことができます。
Indeed
Indeedは求人サイトとは異なり、求人に特化した検索エンジンで、求人掲載数も圧倒的に多く、正社員求人なら80万件以上、アルバイト求人は90万件以上です。(2019年2月時点)
2020年7月の月間訪問者数は約2600万人と利用者が多いため、Indeedに求人を掲載することで多くの人に見られる機会を得られるでしょう。
掲載方法には無料掲載と有料掲載がありますが、有料掲載は無料掲載よりも検索されたときの画面で上位に表示されやすくなる以外にも、 管理画面から広告運用に必要なデータを見ることができるため、状況に応じて改善することができ、より魅力的な求人広告を作成できるのがメリットです。
Indeedの有料掲載と無料掲載について詳しくはこちら→【Indeed掲載方法と注意点|応募が増える効果的な求人とは】
求人ボックス
求人ボックスはIndeedと同じく求人に特化した検索エンジンで、2021年4月時点で求人掲載は500万件を超え、月間利用者数は700万人以上いるとされています。
求人ボックスの無料掲載方法は、求人ボックス内に求人情報を掲載したページを作成する「直接投稿」と、Web上にある求人サイトに掲載されている求人情報が自動で収集され、求人ボックス内に掲載される「クローリング」の2つから選ぶことが可能です。
掲載方法には無料掲載と有料掲載があり、有料掲載は無料掲載よりも検索されたときの画面で上位に表示されやすくなります。
人材紹介を利用する
人材紹介とは、人材紹介会社が転職を希望している美容師を個別に紹介してくれるサービスです。
紹介された美容師を採用した時点で費用が発生する「成果報酬型」を取り入れている会社が多いため、採用にかかる費用を無駄にすることが少ないことがメリットとしてあげられます。
リファラル採用を行う
リファラル採用とは、自分の会社の社員に人材を紹介してもらう採用方法です。
採用費用があまりかからず、自社をよく知った社員からの紹介であるため、採用の精度が高まり採用後のミスマッチが少なくなる点がメリットとしてあげられます。
その他の媒体で求人を出す
美容専門学校
新卒採用に最適な求人方法で、採用予算の少ない美容院に向いています。
卒業生の働く様子やインタビューを掲載することで働くイメージが想像しやすく、求職者に安心感を与えられるでしょう。
自社の採用サイト
求職者が自社の採用サイトを通じて、直接応募することができる仕組みです。
文字数や写真数の制限なく自社のアピールすることができるだけでなく、競合他社と求人情報の内容について差別化が見込めます。
自社のSNSアカウント
最新のヘアスタイルやサロン情報を得るために、InstagramやTwitterなどのSNSで多数のサロンをフォローしている美容学生は少なくありません。
自社アカウントを作成し、SNSを活用して採用募集することで、多くの美容学生の目に求人情報を触れてもらうことができます。
基本的にSNSの利用には費用がかからないという点も魅力のひとつです。
効果的に美容師を採用するためのポイント3選
美容師を採用するには、3つのポイントをおさえる必要があります。
最後に、どのようなポイントが大切なのかみていきましょう。
労働環境を改善する
待遇面を見直したり、多様な働き方ができる制度を充実させたりすることで、長く働きたいと思える職場環境を作ることが大切です。
具体的には以下のような方法があります。
・残業や転勤をなくす
・決まった曜日の固定の休みを確保する
・予約状況に応じて、フレックスタイム制や時短制度が使えるようにする
・産休や育休制度を充実させ、産後の離職を防ぐ
それぞれの美容師に労働環境に関する希望を聞き、働き方の見直しをすることで、人材の流出を防ぐことにつながります。
採用代行を利用する
採用代行とは人材紹介とは異なり、自社の採用に関するさまざまな業務を外注することで、社内の採用に関する業務負担を軽減し、自社に合った人材を見つけられるサービスのことです。
美容院では人事担当を美容師が行っている場合が多く、接客業務や研修業務と合わせて行うために、採用が思うように進まないことがあります。
忙しい現役の美容師にとっては、採用代行は有効な採用手段でしょう。
SNSやホームページでこまめに情報発信をする
特に美容学生は、最新のヘアスタイルやサロン情報を得るためにSNSで多数のサロンをフォローしていることがあります。
よって、こまめに自社の情報を発信することで、求職者の目に触れる機会を増やすことができるでしょう。
まとめ
美容師の人手不足の原因を知ることで、人手不足解消につながります。
ただ単に採用を行うのではなく、効果的なポイントをおさえた採用方法を行うことで、求める美容師を採用することができるでしょう。
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