求人サイトで大ブレイクしている、Indeedの沿革や由来を徹底調査
テレビCMや街中の看板などで「Indeed」と一度は耳にしたことのあるのではないでしょうか。
アルバイトや転職などで求人を探そうとすると、必ず一度はIndeedのサイトを見かけるほど、Indeedは求人業界においては欠かせない存在となっているのです。
求人関係のサイトかサービスなのか分かるけど、どのような会社でどのような由来があるのか気になりますよね。
そこでIndeedが提供しているサービスからどのような会社なのか、さらに由来までさまざまな角度から詳しく解説します。
知っておくべきIndeedの基本知識
まずはIndeedについて詳しく見ていきましょう。
Indeedとは
Indeedは世界No.1の求人検索エンジンです。
求人サイトで有名な「リクナビ」や「マイナビ」、「タウンワーク」、「DODA」、「ビズリーチ」と違い、Indeedは求人検索エンジンであるため、Indeed内で求人検索が可能です。
リクナビやマイナビなどで掲載されている求人もIndeedの検索結果に表示されるため、Indeedを使えばほとんどの求人サイトで掲載されている求人を検索することができます。
ただし、各求人サイトが独自に管理している求人はIndeedでの検索にヒットせず、閲覧することができません。
このように、すべての求人を検索できるというわけではありませんが、ほとんどの求人を網羅しているIndeedは求職者にとって利用しやすいツールであるため多くの求職者が利用しているのです。
Indeedってどんな会社?
Indeedのサービスを理解したところで、そもそもIndeedとはどのような会社なのか見ていきましょう。
Indeed は世界 No.1 の求人検索エンジンを提供している会社
アメリカでポール・フォースターとロニー・カーンによって2004年に設立されたのがIndeedです。
Indeed設立時から、Indeed は求職者に対して何千もの企業のウェブサイトにある求人ぺージや、各社が運営する求人サイトに掲載された何百万件もの求人に無料でアクセスできる環境を提供してきました。
その結果、Indeedに訪れるユーザーは月間2億人以上、さらに世界60か国以上、28言語でサービスを展開し、全世界GDPの約94%をカバーしていると言われるまで成長したのです。
Indeedの優れている点は、GoogleやYahooなどの検索エンジンで求人を探すためにキーワードを入力すると、ほとんど場合で上位に表示される点です。
これによって求職者は求人情報が見つけやすく、企業はIndeedを使って採用活動を円滑に進めることができるようになりました。
また、企業がIndeedを無料で利用できるという点も大きなメリットです。
以上のような理由から、多くの企業が最も費用効果の高い採用活動を行うことができるツールとしてIndeedが注目されているのです。
Indeedは現在、リクルートの子会社
ポール・フォースターとロニー・カーンによって設立されたIndeed は、2012年より株式会社リクルートホールディングスの子会社となっています。
株式会社リクルートホールディングスがIndeedを買収する以前は、Indeedは日本では馴染みのないものでした。
しかし、最も応募がくるのがIndeedであったことや世界的に展開されていたことなどから、株式会社リクルートホールディングスがIndeedの可能性に目をつけ買収に至ったのです。
株式会社リクルートホールディングスがIndeedを買収した具体的な金額は非公開となっていますが、一部では600億円から800億円程度であったと推測するネット情報も見受けられます。
Indeedはとても価値があったものといえるでしょう。
Indeedはどこで稼いでいるのか
Indeedは無料でも求人を掲載することのできる求人専用の検索エンジンですが、どこで稼いでいるのでしょうか?
Indeedはスポンサー求人広告とよばれる有料掲載、つまり企業からの広告収入で稼いでいます。
スポンサー求人広告とは、広告料を支払うことでIndeed内で表示される回数が増えたり表示期間が長くなったりするサービスです。
広告費以外のさまざまな要因によって上位が決定するため、広告費を支払えば必ず1番上に表示されるわけではありませんが、無料掲載と比べるとより多くの求職者に求人を見てもらいやすくなります。
企業が採用活動をするためにIndeedのスポンサー求人広告を出した場合、求職者がその求人広告をクリックすると「クリック課金」として企業に請求されます。
これがIndeedにお金が入って来る仕組みなのです。
Indeedの沿革
Indeedの沿革についても確認しておきましょう。
2004年11月:ポール・フォースターとロニー・カーンにより共同設立
2005年 :クリック報酬型求人広告ネットワークのベータ版を開始
2009年11月:日本での運営を開始
2010年04月:世界7大陸すべてでサービスを展開する初の求人専門の検索エンジンに
2012年09月:株式会社リクルートホールディングスに売却
沿革を見ると分かるように、Indeedは2004年設立された企業にもかかわらず、わずか十数年でその市場を伸ばし続けています。
具体的なIndeedのサービス
ここからはIndeedの具体的なサービスを紹介します。
フリーワードの条件と都道府県、市区町村、駅名などの勤務地条件のいずれかまたは両方をIndeedの検索窓に入力します。
そうすると全国の求人情報を一括検索することができます。
PCサイトと同様の求人情報検索サービスを携帯端末用にも提供しているため、スマホから利用する方はスマホから利用するといいでしょう。
Indeedがサービスを展開している国と地域
Indeedは50 以上の国と地域で展開し、 28 言語での検索に対応していると言われています。
どのような国でサービスを提供しているのかまとめていますので、確認してください。
・アイルランド
・アメリカ合衆国
・アラブ首長国連邦
・アルゼンチン
・イギリス
・イスラエル
・イタリア
・インド
・インドネシア
・オーストラリア
・オーストリア
・オマーン
・オランダ
・カタール
・カナダ
・韓国
・ギリシャ
・クウェート
・コロンビア
・サウジアラビア
・シンガポール
・スイス
・スウェーデン
・スペイン
・タイ
・台湾
・チェコ
・中国
・チリ
・デンマーク
・ドイツ
・トルコ
・日本
・ニュージーランド
・ノルウェー
・バーレーン
・パキスタン
・ハンガリー
・フィリピン
・フィンランド
・ブラジル
・フランス
・ベトナム
・ベネズエラ
・ペルー
・ベルギー
・ポーランド
・ポルトガル
・香港
・マレーシア
・南アフリカ共和国
・メキシコ
・ルクセンブルク
・ルーマニア
・ロシア
以上が、Indeedがサービスを展開している国です。
Indeedは以下のような地域でサービスを提供しています。
・日本の拠点:東京、大阪
・アメリカの拠点:オースティン、ニューヨーク、サンフランシスコ、サンマテオ、シアトル、スタンフォード
・その他の海外の主な拠点:オランダのアムステルダム、ドイツのデュッセルドルフ、インドのハイデラバード、イギリスのロンドン、フランスのパリ、オーストラリアのシドニー、カナダのトロント
Indeedの社名の由来
「Indeed」という社名の由来はどこから来ているのでしょうか?
実は社名の由来については明らかにされていないため、なぜ「Indeed」という社名なのか、サービス名なのかは分からないのです。
ここでは「indeed」という言葉の意味から推察してみましょう。
以下にindeedの使い方について詳しく記載していますので、Indeedの社名の由来を推察してみてくださいね。
参考)indeedの使い方
実は「indeed」という言葉はイギリス人がよく使う言葉だそうです。
ではイギリス人は、indeedをどのように使うのでしょうか?
意味1:本当に、確かに
「indeed」の意味には「本当に、確かに」という意味があり、 アメリカ英語でいうところの「really」に置き換えることができます。
強調の意味でも使いますし、相手の言ってることに対して「同意」を表する返事としても使うことができます。
意味2:実は、実際は
日本語でも「実は~」とか「実際は~」という表現があるように、見かけに対して異なっている場合に使います。
前述とは違う内容を言う場合にも使いますし、補足的な内容を伝える際にも使います。
意味3:まさか、まあ
意味の違いは、イントネーションによって異なりますが、驚き・関心・皮肉など意味するスラングとして使われます。
少し上昇する調子で言うと「確認」、上昇調で言うと「驚き」、下降調で言うと「皮肉」という意味になります。
意味4:実に、まったく
「very」と一緒に使用し、「very」の「とても」という意味を強調します。
アメリカ人からするとかなりクドイ表現だと捉えられるため、実際はあまり使われないようです。
まとめ
よく耳するIndeedは世界中で使われている求人専門の検索エンジンです。
由来は不明ですが筆者は、indeedの使われ方は「なるほど」といったものなので、恐らく由来も「なるほど(本当に、確かにといった同意する意味)」から来ているではないだろうかと推測しています。
多くの求職者が利用するIndeedにまずは掲載してみましょう。
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