Indeed 注目の企業(リッチ表示)とは?サービスの概要と使い方を解説
Indeedの有料プランで利用できる機能の1つに「注目の企業(リッチ表示)」が挙げられます。
「注目の企業(リッチ表示)」を活用すれば、無料プラン利用時よりも利用者の目に留まりやすくなり、似たキーワードを設定している同業他社の求人よりも自社求人を見てもらえる確率が上がるでしょう。
この記事では、Indeedの有料プランで利用できるリッチ表示の利用方法を、メリットと特徴を踏まえながら紹介します。
Indeedの注目の企業(リッチ表示)とは?サービス概要と使い方
まずはじめに「Indeed注目の企業(リッチ表示)」とは何か、大まかな概要を紹介します。
実際どのようなサービスなのか、利用方法を踏まえてみていきましょう。
注目の企業(リッチ表示)のサービス
Indeedには検索結果表欄に「注目の企業(Featured Employer)」という枠があり、Indeedの検索画面上に掲載されている求人に企業ロゴを掲載できるサービスがあります。
注目の企業は、有料の求人掲載をしている企業の広告費やサイトの掲載求人数などの条件を満たすことで表示される特別な掲載枠です。
注目の企業は基準を満たした翌月から利用でき、利用初月と翌月、翌々月の広告費までは自由に設定できます。
4カ月目以降は利用金額の状況に応じて利用可否が決まる仕組みで、企業ページプレミアムを利用するためには、Indeedまたは担当代理店への申請が必要です。
注目の企業に掲載する際に表示されるロゴは、任意の画像を設定できます。
ロゴを設定した場合、写真表示がないパソコンで閲覧した場合でもロゴが表示され、スマートフォンから閲覧した場合は「写真+ロゴ」の形式で表示されるため、検索結果上で大きく表示されるようになり、クリック率の向上が期待できるでしょう。
注目の企業からIndeed内で作成した自社の企業ページへアクセスできることから、自社のクチコミや会社情報、求人票だけでは伝えきれなかった細かな仕事内容といった情報を利用者にアピールできます。
注目の企業(リッチ表示)の使い方
注目の企業に掲載されると、検索結果画面でのロゴ表示以外に「企業ページプレミアム」と「採用市場レポート」の機能が利用できます。
追加で利用できる2つの機能を活用できれば、Indeedでの採用活動を今まで以上に高めることができるでしょう。
それぞれどのような機能なのか、大まかな概要を紹介します。
・企業ページプレミアム
注目の企業アカウント限定で利用可能な、従来の企業ページよりも幅広い内容が掲載できるコンテンツページです。
従来のページとは違い、企業ページプレミアムでは画像や動画などを自由に掲載できるため、求職者に文章以外の方法でより豊富な情報を分かりやすく届けられます。
企業ページプレミアムでは、動画や画像以外に現在在籍している社員や従業員や、過去に勤務したことがある人からのクチコミを見ることが可能です。
企業側では、投稿されているクチコミの一覧から特に目立たせたいクチコミに関して「このクチコミを注目のクチコミに設定する」にチェックを入れると、クチコミタブの最上位に該当のクチコミを表示させることができます。
クチコミには返信機能が付いているため、返信機能から企業側の正式回答を返すことで、求職者への不安払拭や安心感などにもつながるでしょう。
・採用市場レポート
採用市場レポートは、月ごとに「職種」×「都道府県」の市場調査ができます。
「現在Indeedに掲載している企業がどれくらいあるのか」「どれくらいの求職者がいるのか」「給与相場はどれくらいなのか」といったIndeed上での求職市場の現状を知ることが可能です。
求人1件あたりのクリック率や応募率といった内容だけでなく、人気キーワードのランキングや利用者の利用端末の割合などの情報も確認できるため、自社求人に人気のキーワードを盛り込んだり、スマートフォンからの表示に対応させたりといった改善につなげることができます。
Indeed「注目の企業(リッチ表示)」3つの特徴
注目の企業を利用することで、どのようなメリットがあるのでしょうか。
ここからは「注目の企業(リッチ表示)」を利用したとき具体的に得られるメリットを、3つの特徴から紹介します。
求人の露出が増え、求職者の目に留まりやすい
通常掲載時よりも注目の企業枠で掲載した時の方が、企業ロゴやクチコミ数などの検索結果上で表示される情報が豊富であることから、求職者の関心を集めやすく応募数の増加が期待できます。
注目の企業の求人が1ページに2つ以上ある場合は、上位に表示されている注目の企業の求人にのみロゴが表示され、上位以外の求人にはロゴが掲載されないため、注意が必要です。
自社のブランド力が向上し、認知度が高まる
注目の企業に掲載されることで求職者に自社を強くアピールでき、認知度の向上が期待できます。
一緒に表示される自社のロゴを見てもらうことで、ロゴが気になった求職者が自社を調べるきっかけにもなるでしょう。
注目の企業を経由して自社の名前とロゴが求職者の目につく機会が増えるため、自社をアピールできる機会が増えるのです。
求人広告と企業ページプレミアムで多くの情報を伝える
注目の企業の広告から企業ページプレミアムにアクセスしてもらうことで、求職者に自社に関するさまざまな情報を与えられます。
Indeedの求人票だけでは伝えきれなかった会社情報や仕事内容、条件面などの詳細をより正確に求職者へ伝えられるため、求人案件に対する理解が深まり、求職者への信用にもつながるでしょう。
Indeedに注目の企業(リッチ表示)を掲載する方法
注目の企業に掲載されるには、3つの条件を満たす必要があります。
どのような条件があるのか、注目の企業に掲載する方法と併せてみていきましょう。
Indeedに有料掲載する
注目の企業への掲載はIndeedに有料掲載した企業への特典機能であるため、無料掲載の場合には、注目の企業への掲載はできない点に注意しましょう。
Indeedは無料でも利用できますが、有料掲載の場合でも費用を抑えつつ幅広い求職者へ自社求人を宣伝できるのがメリットです。
無料掲載で注目の求人への掲載を検討している場合には、有料掲載への切り替えを検討してみるのも選択肢の1つでしょう。
企業ページを編集し、会社ロゴを登録する
注目の企業に表示される企業ロゴは、自社の企業ページで設定したロゴが反映される仕組みのため、企業ページにロゴが入っていなければ注目の企業でロゴが表示されなくなります。
企業によってはIndeedが自動的に収集した画像がロゴとして設定されている場合がありますが、表示されているのがロゴではなかったり、画像が鮮明ではなかったりする場合があるため、既に設定されていたとしても、用意した画像に入れ替えて設定しましょう。
注目の企業への出稿にあたっては以前は編集必須項目として「ロゴ」「企業概要」「会社説明」の記入が必要でしたが、2020年9月に「ロゴ、もしくは正方形のロゴ」のみに変更となりました。
必須項目は緩和はされましたが、ロゴをクリックすれば企業ページへリンクする仕組みとなっているため、企業ページは可能な限り埋めるのがおすすめです。
※詳しくはこちら→【Indeedアカウント開設から採用までの7ステップと審査基準】
Indeedが定める広告費用の基準金額を満たす
注目の企業はただ有料広告を掲載しているだけでは、利用することはできません。
「読込求人数」×「掲載基準金額」によって以下のような基準が設けられています。
掲載求人数 |
掲載基準金額/月額 |
---|---|
1~2 |
¥150,000 |
3~20 |
¥250,000 |
21~50 |
¥350,000 |
51~250 |
¥600,000 |
251~500 |
¥825,000 |
501~1,000 |
¥1,000,000 |
1,001~2,000 |
¥1,800,000 |
2,001~5,000 |
¥2,730,000 |
5,001~10,000 |
¥4,050,000 |
10,001以上 |
¥5,400,000 |
前月の平均求人数を見て掲載基準金額を決め、掲載基準金額以上の消費がされていれば、翌月1ヶ月間は注目の企業へ掲載できます。
注目の企業へ掲載中の1か月間で仮に掲載基準金額を下回った場合は、注目の企業への掲載権限がなくなり、企業ロゴが表示されなくなるため、継続的にロゴを表示させたい場合は注意が必要です。
※参考:Indeedの企業ページとは?作り方や編集、企業ページプレミアムを簡単解説
※詳しくはこちら→【Indeed(インディード)2つの求人掲載料金プランの仕組みとクリック単価の相場】
3つの条件を満たした後にIndeedに申請を行う
「有料掲載されている」「企業ロゴが設定されている」「広告費用の基準額を満たしている」の3つの条件を満たすことで、注目の企業へ掲載するための申請が可能です。
申請が承諾されてから翌1ヶ月間、注目の企業の枠に自社情報が掲載されます。
まとめ
注目の企業への掲載ができれば、検索結果画面から求職者に自社をアピールできるだけでなく、自社の企業ページの充実化やIndeedの市場分析もできるようになります。
注目の企業へ掲載することで自社情報を求職者に表示してもらいやすくなると同時に、自社情報を求職者へ効果的にアピールする施策を同時に設けることで、自社求人の閲覧数だけでなく応募者数の増加にもつながるのです。
この記事を参考に、Indeedの注目の企業への掲載を検討してみましょう。
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