JTBとJCBの共同出資会社「J＆Jグループ」の一員として、JTBを中心とした旅行業に特化した人材派遣を行っている「株式会社J＆Jヒューマンソリューションズ」倉本様と浜田様にお話を伺いました。

インタビュー協力：株式会社J＆Jヒューマンソリューションズ オペレーション課 採用教育担当 倉本 香苗様

インタビュー協力：株式会社J＆Jヒューマンソリューションズ オペレーション課 採用教育担当 浜田 茜様

このコラムの目次

1. 採用に割ける時間やノウハウがなく、応募が集まらないことが課題
2. 多くの求職者が利用するIndeedに掲載できたことで応募数が増加
3. 今後のシステム改修やマニュアル整備に期待

Q：まずは、どのような会社か教えてください。

私達は、JTBとJCBの共同出資会社「J＆Jグループ」の一員として2016年に誕生。2018年からは全国のJTBグループ人材サービス部門を統合し、現在は東京・札幌・名古屋・大阪・広島・福岡の6拠点で人材サービスの提供を行っています。主に「登録添乗員」と「通訳案内士」「事務派遣」「受託スタッフ」の扱いがあり、派遣先関連企業としては9割がJTBグループです。

これまで培ってきた旅行業のノウハウ、そして各拠点の特性に合わせた経営方針を融合させ、求職者の方に対しては就業機会の創造とキャリアアップの機会を、企業様には即戦力となる人材を提供し続け、ツーリズムの未来に新たな価値を生み出す事を目標としています。

Q：トルーを導入する前に抱えていた課題は？

【事務スタッフ採用】
なかなか応募が集まらないことが1番の課題でした。

これまで主に派遣特化型の求人媒体を利用していたのですが、その多くが掲載枠を購入して掲載、といったものでした。採用に割ける予算が変動したり、自社で扱う求人案件数の増減が激しかったりするため、当初購入していた掲載枠数では求人を掲載しきれず、掲載求人を選ばなければならないときもありました。

自社はJTBを中心とした旅行業に特化した人材派遣を行っているため、旅行業経験者を求める案件が大半のなか、経験者からの新規応募が少ないことも大きな課題でした。旅行業に特化した専門求人媒体が少ないこともあり、「旅行業特化型の派遣」自体の知名度が低いためか、求める人材からの応募が少なかったですね。

また、大量募集の際に新しい求人媒体を複数導入したりなど、手探りで正解が分からないままの採用に悩むこともありました。効果的な採用方法が分からないため、採用に関するノウハウが蓄積されないことも課題でした。

【登録添乗員採用】
添乗員採用に関して、これまで別業務との兼任で行っていました。採用に割ける時間も少なく、片手間感が否めませんでした。そのため、年間スケジュールで採用を行うというよりも、年1回の研修になんとか数名を集めるのが精一杯という状況です。

これまで使用していた求人媒体も、何か目的があり戦略的に選んだわけではなく、色々な求人媒体を試した経験もなかったため、ノウハウもなく効率的な募集ができていないことも課題でした。

Q：トルーを導入した決め手は？

採用に関するツールを導入するにあたり、数社からお話を聞き、担当者間で何度も話し合いをした結果、機能面や使いやすさなどから徐々に絞り、最終的にトルーに決めました。

トルーを決めたのは、採用にかかわる情報を一元管理できること、まとめて求人掲載ができること、Indeedをはじめとしたさまざまな求人検索サイトに掲載できることが魅力だったからです。一括で管理や掲載ができれば、自社内でのオペレーションも効率化すると想定し、導入しました。

Q：導入後に感じている効果は？

【事務スタッフ採用】
これまで「〇〇派遣」「〇〇求人」といった掲載している求人媒体を見た人にしかアプローチできていなかったのが、トルー導入でIndeedをはじめ複数の求人媒体に自動で掲載できるようになり、求職者の目に触れる機会が多くなったと思います。そのおかげか、徐々に応募数が増えてきました。

トルーは他の求人媒体と違い、掲載枠数に制限がない点がいいですね。掲載工数はかかりますが全案件を掲載できますし、思ったより文字数制限もなく、多くの情報を載せることができます。特にIndeedは弊社のような多数の求人を抱える企業にとってメリットが大きいと思います。

トルーのおかげで、これまで自社でなかなかできていなかった、求人内容の書き方の工夫や課題分析・改善策など、応募数アップに向けて具体的な行動ができるようになりました。求人案件や採用サイトに関して、よりよい言い回しや入れた方がいいキーワードなど、具体的にアドバイス頂けるため、自社にもノウハウが蓄積できていると思います。

営業や販売で終わらず、トルーは導入企業と併走している感じがありますね。

【登録添乗員採用】
これまで数か月単位と短い期間で採用を行っていたのが、トルー導入後、年間計画を立て戦略的に、かつ意識高く動けるようになりました。定期的に振り返りがあり、次の動き方について具体的に提案頂けるため、実際動く際の後押しになっていますね。

採用に関する具体的な提案を毎回異なる視点からもらえますし、他社の比較といった情報や成功事例といった、自社ではなかなか得られない情報をキャッチアップできるため、メンバーの意識向上につながったと思います。

やはりIndeedに掲載できたのは大きいと思います。Indeedは他の求人媒体から見ても、求職者からの閲覧率が高いのもあり、トルー導入後5人の登録につながりました。意識が高く、長く働いてくれそうな方からの応募に結びついたのは嬉しいですね。

Q：トルーの良いポイントや気に入っている点は？

トルーの担当者とコミュニケーションがとても取りやすく、アドバイスや有益な情報がもらえる点がいいですね。

募集の職種（添乗員/事務派遣/自社採用）や雇用形態、地域(地方/大都市圏)に関わらず、さまざまな求人が掲載できて助かっています。ある媒体では業務委託は掲載できない、ある媒体ではこの求人は掲載できない、といったこともあり、トルーでは比較的どの求人も掲載できます。不安な案件があっても相談にのってもらえますし、どのような求人なら掲載できるのかも教えてもらえます。

また、システムの改修やサービス改修に向けたトライアルのご提案を多数いただけるのもいいですね。新しい手法を知るきっかけにもなりますし、自社に合うものであれば、手間や負担軽減、効果アップにつながると思いますので、これからも何かあればご案内頂きたいです。

Q：今後、トルーに期待すること

新しいサービスや機能が増えるなど、まだまだ開発・改修中のシステムだからか、後発のサービスが使いづらい気がしました。例えば、テンプレート/メールテンプレート管理/テンプレート管理‥‥のように、「テンプレート」と名前の付くものが多く、使う場面がイメージできないこともあるため、今後、使い勝手がよくなればいいなと思います。

また、機能のひとつ「面談トルー」を使うにあたって、フローやマニュアルが少しあいまいに感じました。マニュアルに書いていない部分を都度担当に確認しているのですが、私が理解できても、社内のほかの担当者にまた説明しないといけません。マニュアルだけ見れば誰でも対応できるように、広く掲載してもらえると助かります。また「面談トルー」で、ヒアリング担当の方が弊社の管理画面を閲覧できないようで、連携が取りづらい気がしました。面接日希望日を設定したものの、実際の予定と合わない・過ぎてしまったといった不都合が多い印象がありました。今後の改善に期待したいです。

インタビュー協力企業
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