Indeed(インディード)の気になる掲載費用について
Indeed(インディード)は無料掲載・有料掲載がある求人媒体です。
利用したくても「有料掲載はどれくらいの費用がかかるのだろう」と疑問を感じている方もいるでしょう。
この記事では、Indeed(インディード)の掲載料金や、他の求人サイトとの違いを紹介します。
この記事をよく読んで、Indeed(インディード)の理解を深めてくださいね。
目次
Indeed(インディード)には、無料と有料のプランがある
まずはじめに、Indeed(インディード)の仕組みと有料掲載と無料掲載の違いをみていきましょう。
Indeed(インディード)とは?
Indeed(インディード)は「求人情報を専門とした検索エンジン」です。
Indeed(インディード)トップページで職種や勤務地などを入力すると、求人情報のみが検索できる仕組みになっています。
国内で登録者数は約400万人と国内で最も多い登録者数を誇り、世界規模では28言語に対応し60カ国以上で利用され、1ヶ月で1億8000万人以上のユーザーに利用されているサービスです。
企業と求職者は、Indeed(インディード)に会員登録すれば無料で利用できます。
また、求人票に地域・職種・期間などを細かく記入することで求職者のターゲティングを行うことができるため、企業が求める人材を確保することができることは大きなメリットでしょう。
Indeed(インディード)に求人票を掲載するには、まずIndeed(インディード)アカウントを作成する必要があります。
Indeed(インディード)に掲載するために必要なアカウント作成から掲載までの手順は以下です。
1)メールアドレス・パスワードなどを入力し、アカウントを作成する。
2)アカウント作成後、職種・給与・勤務地などを記入し求人票を作成する。
3)求人票が完成すれば、有料か無料掲載かを選択し、掲載を開始する。
無料掲載と有料掲載の違いについて
・表示形式
Indeed(インディード)の求人票の有料掲載は、検索エンジンの検索結果に従って表示される「リスティング広告」です。
有料掲載を利用すると、無料掲載に比べると求人票が検索結果画面に表示される回数が増えます。
求職者の目にとまりやすい位置で求人票を表示できるため、クリックや応募数の増加が期待できるでしょう。
一方無料掲載の求人票の表示は、有料掲載に比べると期間は短く、表示回数は少なくなるため、有料掲載に比べると求職者の目にとまりにくくなります。
・料金体系
有料掲載の料金は、ユーザーが求人票をクリックした場合のみ料金が課金される「クリック課金制」です。
ユーザーがクリックをしなければ費用はかからないため、求人票に興味のある人のみに費用をかけることができます。
クリック単価は企業が決めることができ、1クリックの単価は業界別の平均クリック単価を参考すると良いでしょう。
また、Indeed(インディード)は、料金の支払いにチャージ制を取り入れています。
チャージ制とは事前に費用を振り込み、クリック課金で必要となった費用のみがIndeedに支払われ、振り込んだ費用が残っていたら次回の求人票を掲載するまで保管できる仕組みです。
有料掲載をすると、求人票のクリック数や表示回数、応募数を一目で確認できる管理画面が使用できます。
得られたデータを元にクリック単価の変更や予算の変更を行うことができるため、Indeed(インディード)の効率的な運用をすることに役立つでしょう。
Indeed(インディード)のクリック費用とは
ここでは業界別・職種別のクリック単価を紹介します。
業界別のクリック単価
まず業界別のクリック単価を安価なものから紹介します。
業界 |
クリック単価相場 |
---|---|
人材派遣 |
30〜100円 |
保育 |
40〜250円 |
建築 |
50〜250円 |
介護 |
50〜200円 |
IT |
110〜350円 |
医療 |
250〜450円 |
イベント |
50〜100円 |
飲食 |
100〜300円 |
観光 |
140〜200円 |
※参考情報は2018年6月時点のもの
クリック単価の相場が高い業界は難易度の高い資格が必要な業界や、ターゲット人口の少ない業界があげられるでしょう。
・人材派遣業界
人材派遣業界のクリック単価の相場は、1クリックあたり30〜100円です。
派遣される場所によっては業務につくために資格が必要な場合もあり、クリック数が少なくなる場合もあります。
そのため、1クリックあたり200〜400円で設定する方がいいでしょう。
・保育業界
保育業界のクリック単価の相場は40〜250円です。
保育士資格を持っていない場合、保育補助として働くことができます。
一方で国家資格を持っていなければ働くことができない歯科衛生士や医師はターゲット人口が少ないため、クリック単価相場は高くなりがちです。
歯科衛生士や医師と比べると、資格が必要とはいえ、保育業界の1クリックあたりの相場は安価になります。
・建築業界
建築業界のクリック単価の相場は、1クリックあたり50〜200円です。
現場作業員は1クリックあたり50〜200円が相場価格ですが、施工管理や現場監督の募集の場合は1クリックあたりの相場が、300〜600円と高額になることもあります。
・介護業界
介護業界のクリック単価の相場は1クリックあたり50〜220円です。
介護福祉士は国家資格ですが、介護福祉士の資格を保持していなくても、介護業界で働くことはできます。
そのため、資格が必要な歯科衛生士や医師と比べると介護業界の1クリックあたりの相場は安価になることが多いです。
・IT業界
IT業界のクリック単価の相場は、110〜350円です。
システムエンジニアやプログラマーなどIT系の求人はターゲット人口が少ないため、他の業界に比べるとクリック単価相場は高くなります。
・医療業界
医療業界のクリック単価の相場は、250〜450円です。
医療業界は国家資格取得者しか働くことができず、ターゲット人口は多くありません。
人手不足の問題もあるため、他の業界に比べると1クリックあたりのクリック単価相場は高くなりがちです。
・イベント・飲食・観光業界
イベント業界のクリック単価の相場は、50〜100円、飲食業界は100〜300円、観光業界は140〜200円です。
しかし、参考文献の情報は2018年6月時点に記載されているものであるため、新型コロナウイルスの影響を受け、変動があると考えられます。
職種別のクリック単価
次に職種別のクリック単価を安価なものから紹介します。
業界 |
クリック単価相場 |
---|---|
梱包・仕分け・検品 |
30〜100円 |
一般事務 |
40〜100円 |
営業 |
200〜300円 |
コールスタッフ |
250〜350円 |
※参考情報は2018年6月時点のもの
・梱包・仕分け・検品
梱包・仕分け・検品のクリック単価の相場は30〜100円です。
梱包・仕分け・検品は人とのコミュニケーションを行わず黙々と作業をする仕事が多くあります。
そのためコミュニケーションが苦手な方も応募がしやすく、ターゲット人口は幅広いと言えるでしょう。
・一般事務
一般事務のクリック単価相場は40〜100円です。
一般事務・営業事務を志望する人は多く、事務職は他の業界に比べると人気があるため、クリック単価を高く見積らずとも応募者を集めやすい傾向があります。
・営業
営業のクリック単価相場は200〜300円です。
エン・ジャパンによる2019年「企業の人材不足」実態調査―『人事のミカタ』アンケートでは最多の35%の割合で営業職の人材が不足しているとの結果があります。
採用人数を増やすために、クリック単価相場が高く設定されていると言えるでしょう。
・コールスタッフ
コールスタッフのクリック単価相場は250〜350円です。
電話対応だけでなく、メールやチャットでの対応もあり、幅広く募集しています。
※詳しくはこちら【どっちを選ぶべき?Indeed求人とリスティング広告を比較】
代理店に運用代行を依頼する費用について
ここまで自社でIndeed(インディード)の運用をすることを前提に説明しました。
長期的に採用活動を行うとき、Indeed(インディード)代理店を利用することも選択肢のひとつでしょう。
ここではIndeed(インディード)代理店を利用する際に必要な費用や、Indeed(インディード)代理店の選び方などを紹介します。
Indeed(インディード)代理店にかかる費用
Indeed(インディード)代理店の相場価格は、有料掲載費用の15%〜20%程度です。
たとえば、有料掲載費用が20万円の場合、運用手数料は約4万円となります。
代理店の豊富な知識や経験をもとに効率的な運用を行うことで、応募者が増加することが期待できるでしょう。
「自社で運用を行っているが、期待する効果が得られない」「もっと応募が欲しい」などの場合は、Indeed(インディード)代理店の利用がおすすめです。
※詳しくはこちら【Indeed広告を代理店に任せてみよう!選び方を徹底解説】
Indeed(インディード)代理店を選ぶ際のポイント
Indeed(インディード)代理店を選ぶ際には、Indeed(インディード)代理店が何を得意にしているかを把握しなければなりません。
Web広告系の代理店や求人広告系の代理店など代理店の種類はさまざまです。
Indeed(インディード)代理店は、有料掲載している会社の代理店として委託されている会社数や金額の違いによって、ランクの高い順にゴールド・シルバー・ブロンズと3種類にランクづけされています。
Indeed(インディード)代理店を選ぶときは、Indeedで求人広告を運用した実績や、現在の求人広告の運用で起こったトラブルをどのように解決したかを質問するのがおすすめです。
自社の求人票の作成や求人広告の運用をIndeed(インディード)代理店に委託する際には、信頼関係や自社とIndeed(インディード)代理店の連携が必要なため、不安なことがあれば質問し、Indeed(インディード)代理店との関係を深めておきましょう。
Indeed(インディード)と求人サイトとの採用費用の違い
ここでは一般的な求人サイトとIndeed(インディード)の違いと、Indeed(インディード)の有料掲載の予算の計算方法を紹介します。
Indeed(インディード)と求人サイトとの違い
Indeed(インディード)の月間訪問数は2,638万人である一方、代表的な求人サイトの月間訪問数は、マイナビ転職では815万人、リクナビNEXTは200万人、求人ボックスは500万人となっています。
Indeed(インディード)と求人サイトを比較すると、Indeed(インディード)の方が圧倒的にユーザーの月間訪問数が多く、多くの求職者の目に留まることができると言えるでしょう。
Indeed(インディード)は、職種や勤務地をIndeed(インディード)内で検索することによってIndeed(インディード)に掲載されている求人票はもちろん、他の求人サイトの求人票も検索できます。
一方でマイナビ転職やリクナビNEXTなどの求人サイトは、それぞれの求人サイト内で掲載されている求人票の検索しか行うことができません。
Indeed(インディード)に掲載されている求人数が他の求人サイトより多いことから、ユーザーの月間訪問数も他の求人サイトより多いのです。
Indeed(インディード)と求人サイトと費用を比較
Indeed(インディード)は有料掲載と無料掲載を選べますが、無料で求人票を掲載できる求人サイトはほとんどありません。
Indeed(インディード)の有料掲載の料金形態は「クリック課金制」をとっており、求職者が求人票をクリックすると費用がかかります。
一方、求人サイトは「掲載料金型」や「成功報酬型」を導入しているところがほとんどです。
「掲載料金型」で求人票を1〜4週間掲載して、20万〜120万円かかることが多く、求人票の掲載場所や掲載期間・掲載できる文章量などによって料金が変わります。
「成功報酬型」は、まず求人サイトへの掲載に、8千円〜1万円程度の費用がかかり、求職者からの応募があった場合や採用された場合に、60万〜年収の30%程度の費用がかかることが多いです。
Indeed(インディード)は、求人票の掲載期間の制限がないものの、新しい求人票の表示が多いため、ひんぱんに求人票を更新することが求められます。
長期的に採用活動を行う場合は、有料掲載やIndeed(インディード)代理店の利用も考えましょう。
一方求人サイトは、求人票の掲載期間は4週間以内と決められているサイトが多く、長期的に求人票の掲載を行うと費用がかさんでしまうため、短期的に応募者を増やしたいときは求人サイトを利用するのがおすすめです。
※詳しくはこちら【Indeed(インディード)に広告を出したい!かかる費用の目安とは】
Indeed(インディード)の必要広告費算出方法
Indeed(インディード)の有料掲載は「クリック課金型制」です。
ユーザーがクリックした数で料金が決まる料金体系のため、予算の上限を決めておきましょう。
クリック数やクリック単価・応募率・入社率を把握することができれば、「採用人数=クリック数×応募率×入社率」の計算式を使ってIndeed(インディード)の予算を算出します。
たとえば、クリック単価を100円、採用率を25%、応募率1%(※)とし、まず1人採用する場合に必要な応募数を計算すると、
(※)応募率1%はIndeed(インディード)での応募率の平均
次に、4人の応募を得るために必要なクリック数を計算します。
最後に、400クリック得るために必要な費用を計算します。
この一連の計算を行うことで、Indeed(インディード)の有料掲載の費用はどれくらいかかるのか、費用を確認できるでしょう。
まとめ
Indeed(インディード)の効果を高めるためには、常に求人情報を更新しながらユーザーの目に留まる求人票を作らなければなりません。
Indeedに求人情報を掲載しても応募が集まらない場合は、費用をかけて有料掲載とするか、Indeed(インディード)代理店の利用することもひとつの選択肢です。
Indeed(インディード)の有料掲載する際は、おおよその費用を事前に計算し、採用活動を円滑に進めましょう。
Indeedに掲載し効率運用するならトルーがおすすめです。
トルーなら月々1.5万円から採用サイト制作ができ、求人領域のプロがサポーターとなってアドバイスを受けながら採用コストをぐんぐん下げることができます。