Indeed|12の掲載基準と求人票が表示されない7つの理由
Indeedは国内でもトップの利用率を誇る、無料で利用できる求人検索エンジンです。
Indeedへ求人広告を出すにあたっては、どのような掲載基準が設けられているのでしょうか。
この記事では、Indeedへ求人広告が掲載できる基準を踏まえて、自社求人が表示されない場合の理由を併せて紹介します。
無料で求人を掲載できるサイト「Indeed」の概要
無料で求人広告を載せることができるIndeedは、いったいどのようなサイトなのでしょうか。
次はIndeedについて詳しく解説していきます。
Indeedとは
Indeedとは、求人情報に特化した検索エンジンのことで、インターネット上にある求人情報を見ることができます。
ほかの求人サイトはすべての求人情報を扱っているわけではないため、希望の求人が見つかるまですべてのサイトをチェックしないといけません。
しかしIndeedではインターネット上にある求人の中から選ぶことができるため、自分の希望にあった求人を見つけやすくなります。
そのため求職者は希望条件を1回入力するだけで、多くの求人広告を効率よく見ることができ、なおかつ企業も複数の求人サイトへ広告を載せる手間が省け、効率よく採用活動を行うことができる、というわけです。
無料の範囲でできること
無料で広告を載せる方法は自社サイトを掲載する方法と、Indeedに直接入力する方法の2つがあります。
広告の掲載・停止をいつでも行うことができるのも特徴です。
ほかにも無料で応募の管理記録もでき、複数の応募があった場合も見落とす心配がありません。
また自社サイトがなくても、独自の求人広告を作成することや、アナリティクス機能が搭載されている企業ページを作成することも無料でできます。
レビューを集めることもできるため、自社のブランディングにつながりやすく、求職者にアピールをしやすいところもおすすめです。
有料にすると可能になること
Indeedでは応募を増やすために有料のスポンサー求人を利用することもできます。
スポンサー求人とは、検索画面に表示されやすくなる広告のことで、無料で求人を載せるときよりも多くの応募を集めやすくなります。
場合によっては、無料掲載より何倍もの効果を得られることもあるため、短期間で募集を行いたいときなどにおすすめです。
スポンサー求人の費用は、求職者が広告をクリックするときに支払いが発生するクリック課金制になっています。
事前に広告費を設定し、その設定した範囲内で支払いが発生するため、効率よく広告を運用することができるでしょう。
自社の求人に興味を持った求職者が広告を閲覧するときに費用が発生するため、効率よく求人情報をアピールすることができます。
また1クリックの単価も自社で設定することが可能で、うまく広告を運用することができれば、少額で採用が決まることがあり、費用対効果が大きいこともスポンサー求人の特徴といえます。
Indeedへの掲載方法2つ
Indeedに掲載する方法は、直接投稿とクローリングの2つです。
ここからは、Indeedに掲載する2つの方法について紹介します。
直接投稿
直接投稿とは言葉の通り、Indeedに求人を直接投稿する方法です。
Indeedに直接投稿する方法は、以下となります。
(1)Indeedのアカウントを作成する
Indeedトップページから「無料で求人掲載する」のリンクに飛び、その管理画面からメールアドレスを使用してIndeedのアカウントを作成する
(2)求人情報を入力する
アカウントを作成したら企業情報を登録する画面に移るため、職種・仕事内容・勤務地などの企業を知る上で必要な求人情報を入力する
(3)求人の応募受付方法を設定する
求人情報を入力した後、求職者の応募書類を受け取る住所を設定するか、応募用のメールアドレスを設定する
加えて、応募方法も履歴書を必要としない「Indeedカンタン応募」と履歴書での応募を希望する「Indeed履歴書応募」のどちらかを選択する
(4)必要な設定を行い、メールアドレスの承認を行う
ここまで設定が終わると予算設定の画面に移るため、無料掲載の場合は何も設定せずに画面下の「有料オプションを利用せずに求人を掲載」をクリックする
「登録者情報の入力」と表示された場合は、会社名や会社のWebサイトのURLなどを入力する
入力して「続ける」をクリックすると、入力したメールアドレスにIndeedからメールが送信される
メール本文にあるリンクをクリックしてメールアドレスの承認を行う
(5)求人票の審査が行われる
メールアドレスがIndeedに承認された後、短くて1時間、長くても72時間で求人票の審査が始まる
直接投稿はIndeed内で求人内容の掲載と応募者管理が完結するため、自社の採用サイトを持っていない企業は特に活用していきましょう。
クローリング
クローリングとは「クローラー」といわれるプログラムがインターネット上を巡回して、自動で各企業のサイトの求人ページのリンクからIndeedに情報を紐づける仕組みのことです。
すでに自社の採用サイトを持っている企業であれば、直接投稿で改めて求人票を作成する必要なく、Indeedに求人情報を掲載できます。
Indeedの掲載基準を満たしていても求人票が表示されない理由7つ
Indeedの掲載基準を満たしても、投稿した自社の求人票が表示されない場合があります。
ここでは、掲載基準を満たしても求人票が表示されない理由を7つみていきましょう。
無料掲載(オーガニック)が表示されない理由
ここからは無料掲載で求人票が表示されない理由を、3つみていきましょう。
掲載順位が下がっている
自社求人が掲載されるはずなのに、なかなか見つからない場合、単純に検索結果の何ページも後ろに掲載されているため、表示されていないように見えるという可能性があります。
無料枠で掲載する場合は求人原稿を作成した日が重視され、作成日が古くなれば、どんどん表示順位が下がり、一定期間たつと原稿表示が停止されてしまうのです。
掲載した求人票を定期的に更新することで、掲載順位を上げることができるでしょう。
求人票を更新する際はガイドラインに則り、求職者にとって必要な情報が入っているだけでなく、求職者にとって分かりやすくて伝わる求人情報にすることを意識して作成することも重要です。
設定キーワードが間違っている
自社求人にさまざまなキーワードを設定すると、幅広い求職者に見てもらえるどころか、逆に求人票が表示されない事態が起きる可能性があります。
キーワードは狙った求職者とのマッチ度を上げるための対策であり、「表示回数を増やす」「クリック率をあげる」目的で設定する項目ではありません。
「求人内容に沿った職種や関連キーワード」や「採用ターゲット像に類似したキーワード」を原稿内に記載することによって、ターゲティングに沿ったユーザーへの露出を増やす目的でキーワードを設定しましょう。
無料掲載の場合でもキーワード設定で多少の影響があるため、自社のターゲットとする人材を明確にし、ターゲットの人物像に沿ったキーワード設定をすることが表示させるポイントです。
一時停止になっている
可能性としては低いですが、Indeed広告の管理画面で間違えて一時停止にしてしまっている場合も考えられます。
Indeedは新しい求人情報を積極的に表示するようにしており、掲載された求人票は30日経過すると自動的に一時停止される仕様です。
一時停止状態から再開もできるため、求人票の状態を確認し、もし設定ミスや自動で一時停止されていた場合は一時停止を解いてください。
有料掲載(スポンサー求人)が表示されない理由
ここからは有料掲載で求人票が表示されない場合に考えられる理由を、4つ紹介します。
広告予算が不足している
Indeedの広告費用は、使いすぎを防ぐために「クリック単価の上限」「1か月の予算」「1日あたりの予算」といった予算設定ができ、設定していた予算が尽きていた場合Indeed広告は表示されなくなる仕様です。
Indeedで有料広告枠の求人票が表示されるのは、この1か月の予算または1日あたりの予算が残っている間だけのため、求人票が表示されていない場合は、まず設定予算に達してしまっていないかを確認しましょう。
予算が尽きているかどうかは、設定画面から確認できます。
すぐに予算が尽きてしまうようなら、予算やクリック単価を見直しましょう。
1日の広告予算上限に達している
Indeedでは月額予算の上限と日額予算の上限を、あらかじめ設定できます。
例えば月30万円の広告費で有料広告を掲載するとして、1日あたり1万円のペースを目標に予算を消化していこうと考えたとき、日額上限予算を1万円に設定することで、1日の広告表示予算の合計が1万円に達したら自動的に表示が止まるように設定できるのです。
そのため既に予算上限に達していた場合は、自社の求人票が表示されない状態となっています。
Indeedの課金方式はクリック単価式で、24時間求人票を表示し続けようとするため、予算設定によっては「1日分の予算を1時間で使い切ってしまう」こともあり得るでしょう。
1日に何度も予算の消化ペースをチェックし、クリック単価の調整を細かに行うことが重要です。
クレジットカードが使用不能または限度額に達している
クレジットカード払いでIndeedに入金している場合、クレジットカードが使用不能で入金が行われないと、その月の有料広告は表示されません。
そのため求人票が表示されなくなっていた場合、登録しているクレジットカードの期限が切れていないか、利用限度額に達していないかを確認しましょう。
事業費決済用の法人カードは限度額に達するのが早いため、どのくらい限度額が残っているかすぐチェックできる状態をつくることもポイントです。
クレジットカードの更新月の兼ね合いで利用できない場合もあるため、クレジットカードの上限と一緒に使用状況も併せて確認しましょう。
掲載されるまで時間がかかる
求人ページがIndeedに掲載されるまでの反映時間は掲載方法によって異なり、Indeedに直接求人を投稿する場合であれば、求人情報を入力してから最短で10分、長くてもおおよそ2~3日以内に検索結果画面に求人情報が反映されます。
Indeedでは求人票が入稿された際、72時間以内に掲載基準を満たしているか審査が行われるため、掲載までに最長72時間ほどかかる場合があるのです。
もし入力してから数日経っても反映されない場合、Indeedが定める掲載基準に満たしていない可能性が考えられるでしょう。
直接入稿する方法以外にIndeedに求人を掲載する方法として、Indeedのクローラーに自社の求人広告を収集してもらい、Indeedの検索結果に反映してもらう「クローリング」と呼ばれる方法があります。
クローリングの場合、インターネット上のファイルを読み込むクローラーがいつ来るかによって掲載されるまでの期間が異なり、1時間以内にクローリングされることもあれば、逆にいつまで経ってもクローリングされない場合もあるため、もしクローリングが遅いと感じたら、Indeedに直接クローリング依頼をかけてみましょう。
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【【必見】Indeed(インディード)の求人掲載方法と6ステップ】
Indeedの掲載基準を満たして求人する4つのメリット
Indeedの掲載基準は数多くあり、すべての掲載基準を満たした求人票を作成するのは骨が折れる作業です。
では掲載基準を満たしてIndeedに求人を掲載するとどのようなメリットが得られるのか、ここからはIndeedの掲載基準を満たして求人を掲載する4つのメリットを紹介します。
利用者が多く応募が増える可能性がある
Indeedは2021年10月時点で世界で月間2.5億人以上のユーザーが利用し、日本での月間総訪問数は3,850万を誇る、国内最大級の求人検索エンジンです。
利用者数が多いということは、それだけ1度の求人掲載で多くのユーザーにアプローチできることを意味します。
Indeedの検索画面は基本的には「キーワード」「勤務地」の2つの検索ボックスが表示されるだけのシンプルなデザインです。
求職者は自身の興味のあるキーワードと勤務地と想定しているエリアを検索するため、オプションサービスの利用状況や利用している転職サイトのトレンドなどに影響を受けにくく、精度の高いマッチングを実現できるでしょう。
またIndeedはSEO(検索エンジン最適化)が強く、GoogleやYahoo! で求人情報を検索すると、検索結果のページ上位にIndeedの求人票が表示されやすい傾向があります。
検索結果の上位に表示されることによって、検索エンジンからのアクセスが望めるようになり、Indeed以外からの求職者から応募が来るようになるのです。
求人広告費を効率的に運用できる
Indeedの料金形態は「掲載企画(広告サイズ)×掲載期間」で料金プランが決まる求人広告とは違い、チャージ金額からクリックされるごとに消費されていく「クリック課金型」です。
決まった期間求人を掲載して料金がかかる従来の求人広告媒体に対し、クリックされたことに対して料金がかかるクリック課金制は予算設定とクリック単価はいつでも設定し直すことができ、応募状況やクリック率に合わせて予算繰りを変えられるため、費用対効果が明確で無駄がない特徴があります。
なるべく予算を抑えて運用することもできますが、採用活動に力を入れたい場合は同業他社よりもクリック単価を多めに設定して、多くの求職者に自社の求人票を見てもらうといった運用も可能です。
無料で掲載・編集できる
一般的な転職サイトや求人情報誌では、掲載料が発生するのが当たり前でした。
しかしIndeedの場合は無料で求人を掲載・編集でき、無料掲載の場合でも求人ページのクリック数や応募数に関わらず、料金が発生することはありません。
「急ぎではないが、良い人がいれば採用したい」といった緊急度の低い場合にも、Indeedの無料掲載を活用することで、長い期間無料で応募窓口をインターネット上に用意した状態をつくることができます。
正社員からアルバイトまでさまざまな雇用形態の募集を無料で行えるため、とりあえず試しに募集をかけたい場合にも適しているといえるでしょう。
採用のミスマッチを減らせる
採用ミスマッチとは、採用において企業と求職者の間で起こる「認識のズレ」のことです。
「労働条件に不満がある」「仕事内容が合わない」「職場の人間関係が合わない」など、どのようなな理由でミスマッチが起こるのかは人それぞれのため、応募者へのフォローやケアを心がけない限り、防ぐのが難しい問題といえます。
Indeedではキーワードと勤務地の組み合わせて検索する方式に加えて「どんなユーザーが」「どの端末で検索したか」などをAIがユーザーの分析をおこない、検索したユーザーにとって最適な求人情報を表示します。
数多くの求人票の中から求職者にマッチした求人が表示されるため、採用ミスマッチが比較的起こりにくいシステムです。
またIndeedは自社制作の採用サイトとも連携でき、自社の採用サイトとIndeedの求人票を連携させることで、Indeedの求人票だけでは伝えきれなかった自社の魅力や詳しい仕事内容、社員インタビューなどを求職者に伝えることができます。
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まとめ
「We help people get jobs」をミッションとして掲げているIndeedは、求職者目線でのサービス提供を重要視しています。
求職者にとってより良い仕事探しのために設けられたIndeedの掲載基準を満たすことは、同時に求職者目線に立った求人票に仕上がっているともいえるのです。
この記事を参考に、Indeedへの掲載を始めてみましょう。
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