話題の自社採用とは|成功に導く3つの採用手法とメリットデメリット
近年の採用で、自分の会社で求めている人材と実際に採用した人材のミスマッチに悩んでいませんか。
最近では自社採用が話題になっていますが、自社採用の方法や特徴について詳しく知らない人も多いと思います。
そこで、この記事では自社採用のメリット・デメリットを中心とした自社採用を行うときに知っておきたい知識を紹介します。
自社採用に切り替えようかどうか迷っている方はぜひ読んでみてくださいね。
自社採用の定義と主な3つの方法
そもそも自社採用がどのような採用方法なのか具体的なイメージが湧かない方もいると思います。
そこで、自社採用とはどういう意味なのかや代表的な方法について紹介していきますね。
自社採用とは、「企業自ら働きかける攻めの採用方法」
自社採用とは、外部の組織や個人に採用を任せるのではなく、自社だけで採用活動の業務をすべて行うことを指します。
採用のノウハウのない場合、リスクをとる攻めの方法ともいえます。
なぜなら、大きく応募者数が減ってしまう可能性があるからです。
一方で、少ない予算で希望通りの人材を獲得できるチャンスにもなります。
また、通常の採用方法では求職者からの応募を待つ受動的な採用であるのに対して、自社採用の場合は自ら求職者を獲得しに行くため、能動的な採用方法と言えるでしょう。
自社採用に挑戦した結果、優秀な人材を獲得でき、広告代を抑えられる可能性もあれば、応募者数が減ることで応募者に占める優秀な人材の人数が少なくなる可能性も十分にあります。
自社採用は主に3つの方法がある
自社採用サイトを用いた採用
自社採用は大きく3つに分類することができます。
1つ目は自社採用サイトを用いた採用です。
自社採用サイトを用いた採用とは、企業サイトとは別に自社の採用サイトを制作し、採用サイト経由で求職者を集める方法のことです。
求人サイトに求人を依頼するのではなく、自社のサイトから直接求職者を募集するため自社採用に分類されます。
採用サイトを作成すれば、その他の採用方法との組み合わせでより効果的な採用活動を行うことができます。
長期的に採用を継続する場合や、まとまった人数を獲得したい場合に有効な手段と言えるでしょう。
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リファラル採用
自社採用の2つ目は、リファラル採用です。
リファラル採用とは、自社の社員や友人、知人などに会社を紹介してもらう採用手法のことです。
求人サービスを一切利用することなく、自社のつながりから人材を獲得するため自社採用として分類されます。
ダイレクトリクルーティング採用
自社採用の3つ目は、ダイレクトリクルーティング採用です。
ダイレクトリクルーティング採用とは、企業が直接求職者にアプローチする採用手法のことです。
また、自社採用に分類される理由としては、求人サイトに求人をただ掲載するのではなく、スカウトサービスなどを用いて自ら求職者を探し出して会社からアプローチを仕掛けるからです。
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自社採用サイト・リファラル採用・ダイレクトリクルーティング採用のメリット・デメリット
自社採用サイト、リファラル採用、ダイレクトリクルーティング採用などの自社採用にはそれぞれメリット、デメリットがあります。
自社採用3つのメリット・デメリットについて詳しくみていきましょう。
自社採用サイトのメリット
採用コストの削減ができる
自社採用サイトを利用すれば、求人広告を出さずに人材を獲得できるため、採用にかかるお金を抑えることができます。
求人広告を出すための広告費を削減できれば、採用コスト自体の削減にも繋がります。
一度、採用活動における自社採用の割合を見直してみましょう。
自社のブランディングが行える
会社の社風や欲しい人材に合わせたサイト構成にすることが可能なため、求職者に自社のブランドイメージを印象付けることができるのです。
求人サイトを利用しているだけでは、他の企業との違いを求職者に理解してもらうのが難しいです。自社の採用サイトがあると会社がどのような人材を求めているのか応募者が理解でき、応募に繋がる可能性が高くなります。
自社採用サイトのデメリット
サイト作成に費用と時間がかかる
自社採用サイトを0から作る場合、サイト作成に費用と時間がかかってしまいます。
例えば、求人サイトを利用する場合は、応募条件や勤務地などをの必要項目を入力するだけで、簡単に求人サイトに登録できるので、時間はあまりかかりません。
しかし、自社で採用サイトをつくる場合は自由にデザインや文章を考えなくてはいけないたため、時間がかかってしまい、結果として費用がかかってしまうのです。
定期的にサイトを改善をする必要がある
サイトの改善が行われていないと、求職者に古い印象や手抜きの印象を与えてしまいます。
サイトの更新がある時期で止まっていると、採用活動を積極的にしていないと勘違いされてしまいますので気をつけましょう。
リファラル採用のメリット
採用のミスマッチを防げる
リファラル採用のメリットとして、自社の雰囲気にあった人材を獲得することができることが挙げられます。
自社の社員や友人、知人が紹介を行ってくれるため、同じような性格や趣味の人が集まりやすいのが理由です。
違うタイプの人ばかりが集まると考え方の違いから職場の人間関係が悪くなり、職場全体の雰囲気が悪くなる可能性が高くなります。
採用コストの削減ができる
リファラル採用のメリットとして、採用にかかるコストを削減できることが挙げられます。
広告などの求人媒体を利用しないため、採用コスト全体の削減に繋がりやすいです。
リファラル採用のデメリット
似た人材が集まりやすい
リファラル採用では、自社の社員や友人、知人が紹介を行うため似たような考え方の人が集まりやすいです。
新しい事業に行き詰まっているときなど、新しい考えや意見を取り入れたいときは、リファラル採用は不向きかもしれません。
不採用時に人間関係のトラブルが起こる可能性がある
リファラル採用を通して紹介された人材が不採用となった場合、紹介してくれた社員やその知人が不快な思いを抱くこともあります。
不快な思いだけでなく、会社に不信感を持つこともあり、その結果人間関係のトラブルが起こる可能性もあることを知っておきましょう。
ダイレクトリクルーティングのメリット
求める人材を獲得できる可能性が高まる
企業自らが直接自社の求める条件に適した人材にのみアプローチできるため、求めていた理想の人材を獲得できる可能性が高くなります。
その結果ミスマッチが減るので、企業にとって時間の節約になり、求める人材を獲得できるに繋がります。
ミスマッチが減る理由は、人事がたくさんの応募者の中から絞るよりも、限られた中から絞った方がそれぞれの応募者に多くの時間をかけられるからです。
採用コストの削減できる
これまでの採用のように広く広告を打ち出し人材を選びだすのではなく、ダイレクトリクルーティングは限られた人材のみにアプローチをしているため、選考によって人材を見極める手間が省けます。
求人広告を見て応募してくる人の中には、良さような条件や雰囲気だけでなんとなく応募する人もいます。
自社にあった人材にしかアプローチをしないダイレクトリクルーティングでは、自社にと強い興味があったり求める人材の条件に合った人材からしか応募が来ません。
このようにダイレクトリクルーティングは広告費だけでなく選考にかかっていた人材費などの採用コストの削減できるのです。
ダイレクトリクルーティングのデメリット
必要な作業が増える
ダイレクトリクルーティングではスカウトサービスなどで理想の求職者を探し出し、求職者一人ひとりと個別にやりとりを痴合わなければならないため、採用担当の業務が増加します。
特に最初のうちは理想的な人材かどうか見抜くのに時間がかかってしまいます。
また、多くの作業を自社の社員で行うため、他の業務に支障がないか、必要な数の社員が割けるのか事前に検討しておく必要があります。
採用までに時間がかかる
ダイレクトリクルーティングは、短期で決まることは少なく、長期的な取り組みが必要です。
理想の求職者に対してのみ採用活動を行うため、人材を見つけるのが難しく採用までに予想以上に時間がかかってしまうからです。
また、実際に理想の求職者が就職活動をしているかどうかはわからないので、なかなか人材を獲得できない可能性もがあることを知っておかなければいけません。
自社採用を行う上で気をつける3つのこと
メリットとデメリットを理解したところで、自社採用を行う際に気をつけることをお話しします。
自社採用を成功させるためにも、1つずつしっかり確認しましょう。
長期的な取り組みが必要となること
採用サイトの作成やダイレクトリクルーティングで理想の人材の獲得などは、短期間で成果を残せる採用手法ではありません。
成果がでるまでに時間がどうしてもかかってしまう採用方法だということを覚えておきましょう。
会社の上層部と協力して取り組まないといけないこと
自社サイトの作成などでコンテンツの充実のために社長や自社の社員にインタビューを行う必要があったり、全体として長期的な取り組みが必要ことから、会社の上層部との協力は必須です。
コンテンツ作りに協力的でない社員との人間関係にも注意する必要があり、コンテンツ作成が社内の負担になりすぎないようにしなければいけません。
求職者に求める条件を絞りすぎないこと
自社採用のメリットの1つに理想の人材を獲得できる可能性が高いことが挙げられていました。
しかし、人材に求める条件を絞り過ぎてしまっては、本来出会えたかもしれない優秀な人材を見逃したり、理想が高すぎて求める人材が獲得できかったりと、人材を採用できない恐れがあります。
人材に求める条件が他社と比べて厳しいのかどうかを確認するためにもどのような会社がどのような条件で自社が求める人材を確保できているかを調査しておきましょう。
まとめ
この記事では自社採用のメリット・デメリットを中心とした自採用をするときに知っておきたい知識を紹介しました。
自社採用が自分の会社に必要かどうかをしっかり見極めた上で、導入するかどうか考えることが重要です。
メリット、デメリット含め自社使用について理解した上で、自社にとって最適な採用方法を見つけてくださいね。
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