リクルーティングコラム

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Indeedクリック単価の仕組みと採用効果を高める5つのポイント

「仕事探しはIndeed~。」という歌のテレビCMが特徴的で、認知度が上がってきている大手求人サイトのIndeed。

上昇気流にあるIndeedのクリック単価型広告を検討する方もいらっしゃると思います。

この記事では、 Indeedの有料広告の基本情報やクリック単価、また求人掲載の効果を高める方法を紹介します。

目次[非表示]

  1. 1.クリック単価の定義と仕組み
    1. 1.1.クリック単価とは
    2. 1.2.クリック単価の仕組み
      1. 1.2.1.クリック単価は常に変動する
  2. 2.Indeed クリック単価相場一覧と設定方法
    1. 2.1.Indeed クリック単価相場一覧
      1. 2.1.1.・営業、カウンターセールス
      2. 2.1.2.・配送スタッフ
      3. 2.1.3.・一般事務
    2. 2.2.Indeed クリック単価の設定方法は2つ
      1. 2.2.1.自動調整設定
      2. 2.2.2.手動調整設定
  3. 3.Indeedの採用効果を高めるポイント5つ
    1. 3.1.「アナリティクス」で求職傾向を把握する
    2. 3.2.「平均クリック単価」を知る
    3. 3.3.「注目の企業」で他社と差別化を図る
    4. 3.4.求人数を増やす
    5. 3.5.求人票には詳細を明記する
  4. 4.まとめ




クリック単価の定義と仕組み

Indeed クリック単価

まずはじめに、Indeedのクリック単価の定義と仕組みについてみていきましょう。

クリック単価とは何かや変動の仕組みについて触れながら、クリック単価がどう決まるのかを解説します。

クリック単価とは

クリック単価とは、広告が1クリックされるごとの単価を指します。

広告が掲載されている時点では費用が発生せず、関心を持った人がその広告をクリックした時点で費用が発生するというものです。

クリック単価の仕組み

Indeedのクリック単価は、指定した金額を元にAIが調整してくれる「自動調整設定」と、自分で単価と予算の上限を設定が出来る「手動設定」の2つがあります。

ここでは、手動設定について見ていきましょう。

手動設定では、クリック単価を、15円~1000円の間であれば自由に設定することができます。

クリック単価を高く設定すると掲載順位が高くなり、反対に低く設定すると掲載順位が低くなるという仕組みをIndeedでは採用しています。

例えば、急募であればクリック単価を高く設定したり長期間掲載したい求人であればクリック単価を低くしたりと、自社の採用目的によってクリック単価を自由に設定することが可能です。

クリック単価は常に変動する

「単価を高く設定すると掲載順位が高くなり、反対に低く設定すると掲載順位が低くなるという仕組み」は、職種、エリア、競合によって変動します。

つまり、競合が少ないもしくは単価の設定にあまり力を入れてきていなければクリック単価の相場は低くなるのです。

そのため、時期やエリア等からクリック単価の相場を想定しつつ、Indeedへの広告掲載を行うことにより費用の効率的な運用につながります

※あわせて読みたい


《業界別の平均値つき》Indeedの平均CPCと4つの改善方法

Indeed クリック単価相場一覧と設定方法

indeed クリック単価

Indeedのクリック単価の仕組みについて理解したところで、クリック単価の設定方法を解説します。

Indeedにおけるクリック単価の相場もあわせて紹介するため、クリック単価を決める際の参考にしてみてください。

Indeed クリック単価相場一覧

Indeedにおけるクリック単価の相場を、職業と地域別に紹介します。

・営業、カウンターセールス

営業とカウンターセールス(内勤営業)は他業種と比べて求職者からの人気が低い傾向にあるため、クリック単価が他の職種と比較して高い特徴があります。

地域
平均クリック相場(円)
北海道
約150~200
北陸、信越エリア
約200
中部エリア
約170~250
関東エリア
約200~430
関西エリア
約300~430
中国エリア
約180~200
四国エリア
約130~150
九州エリア
約150~200

※参考:Indeedの料金形態|わかりやすい職種別クリック単価一覧表 | | 人事部から企業成長を応援するメディアHR NOTE

・配送スタッフ

通信販売の運送スタッフや企業同士をつなげる配達担当者などの配送スタッフは、地域ごとにクリック単価の差があります。

地域
平均クリック相場(円)
北海道
約54~102
中部エリア
約109~164
関東エリア
約113~231
関西エリア
約166~248
中国エリア
約69~104
九州エリア
約133~200

※参考:Indeedの料金形態|わかりやすい職種別クリック単価一覧表 | | 人事部から企業成長を応援するメディアHR NOTE

・一般事務

売り手市場の現在でも、バックオフィス職である一般事務職は求職者からの人気が高く、クリック単価は他の職種と比較して安くなる傾向にあります。

地域
平均クリック相場(円)
北海道
約34~103
中部エリア
約55~116
東京エリア
約88~132
関西エリア
約99~148
中国エリア
約35~52
九州エリア
約42~63

※参考:Indeedの料金形態|わかりやすい職種別クリック単価一覧表 | | 人事部から企業成長を応援するメディアHR NOTE

Indeed クリック単価の設定方法は2つ

Indeedのクリック単価の設定方法は、大まかに分けて「自動調整設定」「手動調整設定」の2つです。

2つの設定方法について、詳しくみていきましょう。

自動調整設定

自動調整設定は、Indeed内のAIが入札相場の動向を見ながらクリック単価を決めてくれる仕組みです。

クリック単価の相場は日々変動しているため、まずは自動設定で動向を見た上で手動設定に切り替えると、職種や地域ごとの相場を把握できることから有効な手段といえます。

クリック単価を自動調整設定した場合は、運用開始直後の表示回数が伸びない傾向があるため、注意しましょう。

IndeedのAIは低い単価から徐々に金額を上げていくアルゴリズムの特徴があり、自動調整設定で運用し始めたタイミングではクリック単価が低い設定になりやすいことから、求人情報の表示回数が下がってしまうのです。

手動調整設定

手動調整設定はIndeedの自動入札設定を利用せず、手動でクリック単価を決める設定です。

自社の求人広告を15円〜999円の間で自由にクリック単価を設定できます。

運用型の求人広告であるIndeedの広告を、求人広告の運用効果や状況によって調節することで、表示回数やクリックされた数に応じて最適なクリック単価に近づけることが可能です。

あらかじめ決めた上限予算を月額・日別で設定できるため、広告予算が想定以上に膨れることを防ぐことができ、予算管理がしやすいのも特徴のひとつでしょう。




Indeedの採用効果を高めるポイント5つ

求人掲載 効果を高める

Indeedを運用するにあたり、採用効果を高めるにはどのようなポイントに注意すればいいのでしょうか。

Indeedを利用する際に押さえておきたいポイントを、5つ紹介します。

「アナリティクス」で求職傾向を把握する

Indeedの管理画面で確認できるアナリティクスには「求人アナリティクス」と「Indeedアナリティクス」の2つがあります。

求人アナリティクスのデータで確認できる項目は「Indeed全体の求人件数」と「クリック数」の2つで、Indeedユーザーの人気傾向を把握することが可能です。

Indeedアナリティクスはより詳しいデータを確認でき、「Indeedに掲載した自社求人の全体的な表示回数」や「クリック数」のデータを確認できます。

どのような求人がクリックされているか、求職者に人気のある求人の傾向は何かを把握することで、自社求人を改善する際の指針にできるのです。

「平均クリック単価」を知る

平均クリック単価とは、「費用÷クリック数」で算出できる1クリックあたりの費用の平均値です。

平均クリック単価を把握することで、広告ごとの費用対効果を確認でき、入札単価の調節を手動で行う際にどう設定すべきかを考える材料とすることができます。

「注目の企業」で他社と差別化を図る

Indeedの検索結果表欄には、検索画面上に掲載されている求人に企業ロゴを掲載できる「注目の企業」という機能があります。

一定額の広告費を消費した実績があることや、Indeed内に自社ページがあることなど、注目の企業を利用するにはいくつか条件がありますが、企業ロゴや会社の口コミが表示されたり、注目の企業になると利用できる「企業ページプレミアム」を通して求職者により多くの情報を与えられるため、通常の掲載よりも応募者数の増加が期待できるのです。

求人数を増やす

Indeedは大手求人サイトであるため、求人掲載数が1つでは他の情報に埋もれてしてしまう可能性があります。

そこで表示回数の増加につながるよう、求人数を増やすことが有効な方法です。

全く同じ内容の求人を掲載するのではなく、職種ごとに仕事内容ややりがい等の詳細部分の記載を変えましょう。

もし、同じ職種の求人を複数掲載する場合も同様に記載を変えて掲載することで、より多くの求職者が求人に興味を持つことにもつながり、表示回数だけでなく、同じ職種でも多様な人材の獲得につながるというメリットもあります。

求人票には詳細を明記する

会社や職種に最適な人材を採用するためには、 採用担当が採用したい人材のイメージを明確化しておくと同時に、求職者にもわかりやすく明示しておくことが重要です。

そのため、求人票には誰が読んでもわかるよう、「会社側が求める人材像」「働くイメージができるもの」の2点を意識し具体的な記載を心がけましょう。

会社側が求める人材像では、スキルや経験などの応募の条件を記載します。

「応募する際に必要な条件」はできるだけ多くの人に当てはまるような要件やここだけは譲れないという項目を記載し、「評価するスキルや経験」では、募集する職種で働く中で、あると便利な資格や経歴の例を挙げると良いでしょう。

求職者側が気になる働くイメージができるものでは、勤務地だけでなく、勤務地の設備、具体的な仕事内容とそのやりがいなど、求職者が働いているイメージをつかみやすい情報を記載すると求職者の目に留まりやすくなります。

※あわせて読みたい
【Indeedアナリティクス|分析時に見るべき項目と7つの改善方法】

まとめ

効果の高い 採用活動

この記事では、クリック単価の仕組みからIndeedの求人広告の種類、そしてその活用方法について説明しました。

Indeedの運用を行う上で費用や効果の点から、クリック単価の設定はとても重要です。

多様な機能の揃ったIndeedですが、クリック単価などの各機能を効率よく活用することで、より成果が期待できる採用活動につなげていきましょう。

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