【入社準備にもう迷わない!】採用担当者がすべきこと丸わかりマニュアル
採用活動が終わり、内定を出したあとに必要なのが「入社手続き」です。
内定者を選出したあとの流れから、入社までに社内で準備しておくべきポイントまで、採用担当者が知っておくべきことを、長年採用に携わってきた私たちがお話しします。
「必要な手続きを失念していた」「書類に不備があった」とならず無事に入社日を迎えるために、最後までよく読み参考にしてくださいね。
内定者選出から入社当日までのフローと必要な手続き
まずは、内定者を選出してから入社当日までのフローについてみていきましょう。
内定者を選出してから入社当日までのフロー
採用が終わり、内定者を選出したら速やかに応募者へ連絡します。
合否の結果だけではなく、必要な書類や入社日など相談して決めておくべきことがあるため、漏れのないように流れを確認しておきましょう。
(1)合格結果(内定)の連絡をする
(2)内定書類作成をし、内定者に通知する
(3)内定承諾・辞退の連絡を受ける
(4)雇用契約を結ぶ【契約成立】
(5)入社日の決定
(6)入社
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これで安心!採用結果の電話・メール別連絡方法と入社手続きフローのすべて
入社に必要な手続き
入社手続きを行う際に、内定者から提出してもらう書類の準備や入社後の手続きがあります。
以下にまとめていますので、確認してください。
【入社時】内定者から提出してもらう書類一覧
入社にあたり、内定者から書類の提出をしてもらわなければなりません。
提出してもらうタイミングは、内定受諾後の面談時や、入社日当日が一般的です。
多くの企業が提出を求めている「必要な種類一覧」と、会社によって提出の有無が異なる「必要に応じて提出依頼する書類一覧」を下記に記載していますので、目を通していきましょう。
・雇用契約書
・源泉徴収票
・年金手帳
・健康保険被扶養者異動届
・雇用保険被保険者証
・扶養控除等申告書など
《必要に応じて提出依頼する書類一覧》
・住民票
・健康診断書
・卒業証明書など
【入社後】企業が行う必要のある手続き一覧
内定者が入社するにあたり、雇用契約や保険など、受け入れ企業が行うべき手続きがあります。
さらに、入社後スムーズに仕事ができるよう、勤怠システムの登録やパソコンの準備など、必要に応じた手続きや準備を行わなければなりません。
以下に、企業が行う一般的な手続き一覧についてまとめていますので、漏れがないか、必要な準備はないかチェックしましょう。
社会保険(健康保険・厚生年金)の資格取得手続き
雇用保険の資格取得手続き
税金に関する手続き
労災保険に関する手続き
《必要に応じて行う手続き》
労働者名簿・賃金台帳・出勤簿の作成
メールアドレスや勤怠システムなど社内システムの登録
机、椅子、パソコン、制服など貸与する備品の準備など
これでバッチリ!入社受け入れ準備リスト
ここまで、入社に必要な手続きや準備について説明してきました。
最後に、新しく社員を受け入れる際に必要となるさまざまな手続きや準備に関する「チェックリスト」を用意しました。ぜひ活用してくださいね。
【内定通知後】
1)企業が内定者へ送付する書類
(内定通知、入社承諾書、労働契約書など)
【入社時】
2)内定者が企業へ提出する書類
(雇用契約書、源泉徴収票、年金手帳、健康保険被扶養者異動届、雇用保険被保険者証、扶養控除等申告書など)
【入社後】
3)企業が行う資格取得関連
(社会保険(健康保険・厚生年金)、雇用保険、税金、労災保険など)
4)企業が行う賃金関連
(労働者名簿、賃金台帳、扶養控除等申告書、通勤定期申請書、給与振込依頼書、住所届など)
◆貸与品、福利厚生に関するもの
【入社時】
5)貸与品の準備
(社員証、制服、机、椅子、パソコン、就業規則など)
6)福利厚生に関わるものの手配
(健康診断の実施、財形貯蓄や団体生命保険の加入申し込みなど)
◆入社式に関するもの
7)会場の選定、式次第、出席者への連絡、必要準備物の手配など
◆新入社員に関するもの
8)教育関連
(スケジュール、テキスの用意、教育担当者や講師、会場の選定など)
9)配属先の選定
企業によって必要な手続きや準備は異なります。
採用活動と並行しながら内定後の手続きや準備についてもしっかりと確認し、余裕をもって内定者を受け入れてくださいね。
まとめ
内定者への連絡から新入社員として入社日を迎えるまで、採用担当者は様々な手続きや手配を行う必要があります。
漏れなく、スムーズに内定者を迎えられるよう、必要な手続きや受け入れ準備を丁寧に行いましょう。